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facade study
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大蔵の家
Location : 東京都町田市
撮影:西川公朗
※ことこと設計室
風土社「チルチンびと」107号掲載
風土社「チルチンびと別冊63」
「日本の森林と地球を守る家づくり」掲載
お仕事をリタイヤされ現在は自然循環農法による有機農業に取り組んでおられるご夫婦の為に設計した住宅です。
大変手間暇の掛かる自然循環農法に至った経緯やものづくりに対する考えを伺い、お二人の理念や思想、ライフスタイルを体現するような住宅にすること。
そしてなにより畑仕事で疲れた身体を癒す優しい空間にしたいと考えました。
内部においては無駄の無いシンプルな動線計画とし、時の流れや季節の移ろいが感じられるよう外部へ抜ける開口部の位置を狙い、肌触りのよい無垢の杉材や高い吸放湿性能を持つ珪藻土を用いて空間を包み込みました。
外部においても外壁・軒天井ともに無垢の杉材を採用。ウッドロングエコを塗布し時間と共により美しく変化していく自然素材の経年美化を愉しめます。
外部に面する開口部には性能面を考慮しアルミと樹脂のハイブリッドサッシとしているが外壁と同材で戸袋を設け簀子戸を設けたり格子状に枠を廻すなど工業製品の存在感を消すための工夫を凝らしています。
熱環境対策としては基本性能をしっかりと満たした外皮とした上で、除湿型放射冷暖房システム(PS HR-C)を採用。空間全体を放射と自然対流により自然な温度変化と安定した涼しさ・暖かさをつくり出し一年を通してエアコンに頼らない生活を実現しています。
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